植栽屋のnote

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Blog植栽屋のつぶやき

ZELF GARDEN西田の
植栽ノウハウ

2020.02.29

冬の剪定は必要?

週一回の庭・ガーデニングブログ。

どうも、ぜるふ西田です(^^)

早いもので、明日から3月ですね~。

冬をあまり感じることなく、

ガーデニングシーズンに突入です^^;

 

さて、今回も庭話を少しだけ。

「冬に剪定をすると良い」

と、みなさんも時々お聞きになるかと思いますが、

意味が分からない方も多いのでは?と。^^;

 

「葉っぱがたくさんある夏に

 一気に切るのが良いのでは?」

 

普通はそう思われるのではないでしょうか?

 

そこで、冬剪定の意義とメリットを

いくらか挙げてみれば・・・

 

①コンパクトにするのに適した時期

 

→ 木を小さくする場合は大木でも負担が少なく

  低めに切れる。腐朽がしにくい。

 

→ これが活動盛りの夏だと、木に負担が大きく、

  また、必死に枝葉を不規則に伸ばしてくるので

  枝ぶりが悪くなり整えにくくなる。

 

②葉が少ない(無い)ので枝ぶりが良く見える

 

→ 落葉樹を中心に冬は幹枝の骨格がよく見えるので、

  どの幹枝が春以降の生育において

  不必要なものかが分かりやすい。

 

→ これが夏だと、枝葉が茂り過ぎていて、

  特に一般の方には剪定が難しくなりがち。

 

→ 冬のうちに幹や枝葉を適量に透いておくと、

  春以降もスッキリとした樹姿になりやすく

  その後のお手入れもしやすい。

 

③害虫による人的被害も回避できる

 

→ 冬は人的被害を与えるような害虫が

  ほぼいないので、安心して作業に取り組める。

 

→ これが夏だと、毛虫やハチなどの被害に

  合う可能性が高まる。

 

→ 温暖化の影響か?年々、その被害は

  深刻化しつつある状況。

 

etc・・・

 

 

いかがでしょうか?

一例ではありますが、冬の剪定って

結構メリットがありますよね~(^^)

 

上写真は、右側が剪定前姿で、

左側が剪定後の写真です。

ご要望や景観もあるので、

程々の処置ではありますが、

見た目でもスッキリしているのが

分かるかと思います。(^^;)

 

ちなみに、常緑樹の場合は

極寒日を除けば冬でも良いですが、

春の間にやるのがより良いです。

ただし、春でもあまり遅くならないうちに

した方が無難です。

害虫も早く発生してきますからね。。(^^;)

ご参考ください。

 

ぜるふでも、初心者でもできる

剪定のコツをお教えしていきますので、

必要な方はいつでもお気軽にご相談ください。

…少数限定ですが。。(笑)