植栽屋のnote

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Blog植栽屋のつぶやき

ZELF GARDEN西田の
植栽ノウハウ

2018.12.15

高木植え付けは考え物!?

週一回の庭・ガーデニングブログ。

どうも、ぜるふ西田です(^^)

 

お知らせですが、みなさんに

少しでも身近にぜるふのサービスを

ご利用いただけるよう、今月から

講座の単発受講や相談サービスなど

内容を一部追加いたしました。

ご参照ください(^^)

 

https://www.zelfgarden.com

 

さて、本日のお話は植木の植え付けに

ついて少しだけ。

新興住宅地や商業施設など、

新しく建設される多くの場所で

大きな木が植えてありますよね。

軽く3m超え、中には5~6m超えの

高木までも数本と。

最初の段階においての

景観の事情が最も大きな要因でしょう。

 

しかしながら、僕が経験してきた限り、

無理のある高木植え付けは、

 

数年も経つと、枝葉の勢いが衰えてくる。

 

など、

多くの所で同じような現象が生じてくるのを

見てきました。

 

植え付け前の移植の際に、

根が切られ過ぎたり、

植え付け後の土壌環境が悪く、

根の生育に適していないなど、

何かしらの不具合が生じたものだと考えられます。

 

ここで、植木を植える際のポイントを

私見ですがご紹介すると、

 

 できれば1~2m、大きくても

 3m位までの植木が健全に育てやすい。

 

です。

 

理由をいくらか挙げると、

 

①高木植え付けは労力や費用がかかるから。

 

→ 木が大きくなればなるほど、

  広く深く穴を掘り、土壌改良をする

  必要がある。

 

→ 一般に植木は樹高や枝張りなどが

  増加すると価格が高くなる。

 

②見える部分よりも根の状態の方が大事だから。

 

→ 草花と同様、植木も地上部(枝葉)と

  地下部(根)のバランスが大事。

  大きく立派に茂って育っていても、

  それに伴う根っこが健全でないと、

  管理が難しく健全に育てにくい。

 

→ 多い枝葉と少ない根ではバランスが悪く

  養分や水分が木全体に行き渡りにくい。

 

③倒木する可能性が高まるから。

 

→ 枝葉のボリュームに対し、根が少なく

  張っていないものは倒木の危険性も。

  頑丈な支柱設置対策が欠かせない。

  購入の際には、枝葉が大きく立派でも、

  根鉢が小さく軽いものなどはなるべく

  選ばないようにする。

 

etc・・・

 

僕自身、これまで試行錯誤でやってきて

行き着いた結論でもあります。(^^;)

 

 

草花だって、種から地道に育ててきた

ものの方が後々、立派になることが多い。

同じような原理だと思います。

なので、植木もなるべく小さなうちから

シッカリ根を張らせて地道に育てていく

方が立派な景観になります。

 

なので、何かと管理しやすい

1~2m位の植木の植え付けが

僕のオススメです!

景観でどうしても必要という方でも、

出来れば3m位までですかね~(^~^;)

 

最初の見た目も大事ですが、

無理して根を切って掘り上げた植木が

大きすぎると、その後の養生管理が難しい。

まして、プロのサポートがなければ、

一般の方には尚更どうにもできません。。

是非、ご参考いただければと思います。

 

ぜるふではご自身で植栽施工+管理していく

ための植木の選び方+植え方など、

もっと詳しくお教えしていきます。

自分ペース+経済的な

セルフガーデナーを目指していきましょう(^^)