植栽屋のnote

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Blog植栽屋のつぶやき

ZELF GARDEN西田の
植栽ノウハウ

2020.03.28

既存木の撤去について

週一回の庭・ガーデニングブログ。

どうも、ぜるふ西田です(^^)

 

サクラも開花してきて癒される一方、

変わらず、コロナウィルス関連の日々で

暗い日本列島です。。

僕自身は人様のお役に立てるよう、

庭仕事に励んでいくのみです。^^;

 

さて、恒例の庭話といきましょう。

みなさんはお庭にある木の一部を移植、

または撤去したいと思ったことはありませんか?

人それぞれ事情は異なるでしょうが、

途中から入居するような場合によく起こることです。

 

「あまり好みの木ではない。。」

「ここになければ違う植物が植えられるのに。。」

「葉や枝は茂るし、邪魔で仕方がない。。」

 

etc・・・

 

では、そんな時、どうやって移植・撤去するか?

業者に依頼すれば手間代はもちろん、場合によっては

重機代までかかって多額になる場合もあります。

…かといって、自身でやるには方法が分からなければ、

相当な労力をも想定するしと。。^^;

結論を言えば、

 

「なるべく良心的価格で移植や撤去してくれる

 業者に依頼する。」

 

のがベストです。

何件かあたってみるのも良いかもしれません。

 

一方、庭木のサイズによっては、

ご自身で挑戦してみるのも良いかもしれません。

その際のテクニックをいくらかお教えいたしましょう(^^)

 

☆庭木引き抜き(撤去)のポイント

 

①まずは枝葉をブツブツとカットし、

 背丈程度の幹だけにしてしまう。

 

→ 背丈程度の幹を残すことで、

  引き抜き段階で360℃動かすことができ、

  最終的に重みで根を切ることができる。

 

→ 株元で幹を切ってしまうと、

  上記の方法が使えず抜くのに苦労する。

 

②幹直径の3~5倍程度の円周を掘り、

 土を取り除いていく。

 

→ 土が硬い場合はフクシ(芋掘り器)を使用して

  ほぐしていくとスムーズ。

  剣スコップと併用すれば尚更良い。

 

③太い根(側根や直根など)を辿っていき、

 予めノコギリでカットする。

 

→ 歳月が経ち、根が太く深く張っていると、

  フクシや剣スコップではいつまで経っても

  切れないことがある。

 

→ なるべく根に付いている土を落としてから

  根切り用のノコギリで根鉢側ギリギリと

  掘った円の一番外側でカットする。

 

→ 土や石が付いたまま切ると

  ノコギリの刃が傷む上、

  スムーズに切れない。

 

④木自体がグラグラしてきたら

 幹を動かしながら残りの根を切っていく。

 

→ ココで①の作業が役に立つ。

 

⑤掘った穴にある残り根をカットして完了。

 

→ 次に植える植物が根の伸長障害や

  病気などにならないためにも

  できる限りで残り根を取り除く。

 

→ ネキリムシ(コガネムシの幼虫など)が

  いる場合も見当たる範囲で取り除く。

 

 

etc・・・

 

 

 

 

いかがでしょうか?

決して楽な作業ではないかもしれませんが、

一般の方でもご夫婦で一緒にやれば

できる事もあるのではないでしょうか?

ちなみに、じばいるが~でんでは

女性スタッフもガンガン掘り上げます(^^;)

 

なお、一つアドバイスをさせていただければ、

 

「力任せにせず、テコの原理を意識すること。」

 

がコツです。

 

単純に力任せだけで方法を知らないと、

男性でも体力的に苦戦し、

容易に掘り上げることはできません。

方法が分かりにくい点もあるかもしれませんが、

是非、参考にしてみてください^^;

 

ぜるふでは、ご自身でもできる

セルフ庭管理をモットーに

様々な面でサポートしていきますので、

必要な方はいつでもお気軽にご相談ください(^^)